調剤薬局で働く薬剤師のブログ ダイエットブログ 治験に参加 イヌリンによる内臓脂肪低減効果
こんにちは。Pharmacist Masterです。
本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。
今回から、ダイエットブログをはじめました。
ダイエットブログのスタートが本記事になります。
昨年、イヌリンを摂取することによる内臓脂肪軽減を目的とした治験に参加しました。
はたして、その際、私の内臓脂肪は減ったのか?? ダイエットは成功できたのか?
ちなみに、私の治験前の体重(AM 6:00測定)がこちら↓
見えずらいですが、91.7kgです。
40年間の人生で、初の数字で、通常の10kg以上太ってしまいました。。(汗)
さすがにダイエットしなくては・・と思い、このイヌリンの治験に参加したというわけです。
しばらくの間、イヌリンの効果を実体験をもって、本ブログでレポートいたします。
これからイヌリンによる内臓脂肪減少用のサプリメントの購入を検討している方、ダイエットを考えている方必見です!!
前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
イヌリン摂取の治験参加について
治験の具体的な内容は、お話することはできません(治験に参加するさいのルールです)ので、イヌリンについてと、私の体重の変化や内臓脂肪の増減の結果を、週1でレポートしていきます。
治験に参加したのは、昨年の11月~今年の2月までの3ヶ月間です。
3ヶ月間毎日、イヌリンサプリメントを摂取することで、3ヶ月後の内臓脂肪はどうなっているかをチェックします。
イヌリンについて
イヌリンって聞いたことございますか??
イヌリンは自然界にある天然成分で、水溶性の食物繊維です。
簡単に言いますと、イヌリンは(一緒に摂取した炭水化物や脂質をイヌリンが包み込み、)炭水化物や脂質の吸収を抑制する働きがあると言われています。
このイヌリンは、食後の血糖値の上昇を緩やかにしあり、血中の中世脂肪を減らす、腸内環境を整えることでの排便回数の増加などの効果が期待されている注目の物質なのです。この知見は、イヌリンをサプリメントとして開発しているメーカーさんがバックについている治験です。いつの日か、私の参加し治験データーが利用されて、イヌリンのサプリメントが皆さんのお手元に届くかもしれませんね!
治験参加前の当時の私
身長⇒178cm
体重⇒91.7kg(やばい・・ここ数年で・・・15㎏もふとってしまった・・)
BMI⇒28.4
う~ん・・・ やばいですね・・・ 太りすぎた・・・
なんか、太るときは一気に太りますね。あの時食べた、夜中のパスタがいけない・・ラーメンの食べすぎ?などなど、振り返ると、食生活は反省点だらけです。。
とにかく、治験参加の事前検診で、己の体重を知ったとき、驚きました(笑)
治験中のイヌリン摂取により、どのように体重の変化が表れてくるのでしょうか。
こうご期待!
治験に参加して、ダイエットブログでも書かないとなかなか痩せないので、半ば強制的にダイエットブログを書いています。
ダイエットに興味のある方は、コメントをお願い致します。やる気が出ます。
本日の記事は、こちらのお薬の使い方に関するサイトを参考にしております↓
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調剤薬局で働く薬剤師のブログ リリカの副作用・眠気の凄さ
こんにちは。Pharmacist Masterです。
本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。
今日は、ちょっと効果の強めな痛み止めについて、取り上げていきたいと思います。
リリカ(プレガバリン)です。かわいらしい名前ですよね。
リリカは、かなり痛みが激しかったりする場合に、処方されます。どんな痛みかと言いますと、神経(障害性)疼痛ですね。具体的には、帯状疱疹後神経痛での適応があります。
神経障害性疼痛は、原因や病態や発症機序が複雑であるため原因特定が不明なものが少なくありません。そのため、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などの鎮痛薬の効果がほとんど期待できないなんとも治療の難しい痛みなのです。
ロキソニンやボルタレンでは、神経痛を和らげる十分な効果があるとは言えない状況だったのです。
前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
pharmacistmaster.hatenablog.com
このリリカは2010年に承認された比較的新しい医薬品で、痛みをとる効果はけっこあり、臨床現場では大活躍していることでしょう。
リリカの服用後は、眠気やめまい、意識消失などの副作用があらわれることがあります。眠気やめまいのレベルですが、結構眠くなるようです。以前製薬企業で医薬品の開発職をしていた本ブログの管理人のPharmacist Masterですが、一回り以上年上の同僚の方が、
「50肩で腕がどうしよもなく、リリカを処方してもらったわ~ー。よう効くけど、眠くなってかなわんな~!!」
と徳島弁で言ったいたのを覚えています。
相当眠くなってしまうようで、リリカの承認後、厚生労働省は、2012年(リリカが使用されて2年間ほどの期間)お薬との直接の因果関係が不明な事例も含めて,32人にめまいや意識を失うなどの副作用があったと発表しました。
その報告によれば、リリカ服用後に運転をしている患者さんのうち10人が交通事故を起こしてしまい、少なくとも3人がけがをしています。眠くなってしまったようです。もちろん添付文書には、眠くなることは記載しておりましたが、薬剤師がちょっと注意するレベルの眠気ではないようですね。
リリカ(プレガバリン)の作用メカニズム
主に神経系の細胞内に分布するカルシウムイオンチャネルあるが(特にα2δサブユニット)に結合し鎮痛作用を発揮するとされています。
という説明を添付文書で見ますが、作用機序の複雑性のためか、これ以上のメカニズムの説明はなく、情報もほとんど詳細は公開していない状況です。
薬剤師側として知っておかないといけない事は、従来とは異なるメカニズムで作用していることから、いままで効果的に痛みをとることのできなかった「帯状疱疹後神経痛」や神経障害性疼痛に効果があるという事です。
そして、強烈に眠気がやってくるので、患者さんには
「絶対に運転はしないように。運転をして交通事故を起こしてしまった方がたくさんおります」
ということを強調しておいていただければと思います。
帯状疱疹後神経痛適応のLidoderm patchについて
米国で使用されているこのお薬ですが・・・・
実に怪しいです。
よくもまあ、このお薬を米国FDAがで承認を出しましたね・・
と思ってしまいます・・
まあ、帯状疱疹後神経痛に適用があり、リリカが発売される前までは、米国の臨床現場でよく使われていました。(実は、日本の製薬企業である帝國製薬が製剤設計したパップ剤であるが、日本では承認をとっておらず、米国で承認がとれているという、ちょっと変わった歴史を持っている薬剤です)
リドカインが入っているのですが、リドカインだけでは帯状疱疹後神経痛の強烈な痛みは取れません。帯状疱疹後神経痛は空気に触れるだけで痛みます。パッチとして幹部を覆うことで痛みがひどくなるのを防ぐことができるのでしょうね・・・
リドカインは、ほとんど効果をなしていないと思われます。帯状疱疹後神経痛に苦しむ方に適用がある痛み止め「リリカ」が世に現れたのは画期的な事なのです!
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調剤薬局で働く薬剤師のブログ 咳止めメジコン効果
こんにちは。Pharmacist Masterです。
本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。
本日は、咳止めのメジコンについて記事にしたいと思います。
前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
以前、デートドラッグとして悪用されているフルニトラゼパムについて記事にしました
pharmacistmaster.hatenablog.com
毎年、5月ぐらいになるとやたらめったら咳が止まらない風邪が流行しませんか?毎年5月になると咳の季節が来たなと・・
咳止めとして手っ取り早く処方されるのがメジコンではないでしょうか?このメジコン、どれぐらい咳止めとして有用なのでしょうか?実体験をもとに記事にしたいと思います。
メジコン(デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物)の特徴
メジコンはデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物が主成分ですが、現在(2019年12月時点)医薬品販売されているのは・・
の数種類が先発品およびジェネリック医薬品は各社から発売されております。
結構発売されていますね。咳止めを長く服用することはないので、ジェネリック医薬品を使う意味は良くわかりせんね。製薬メーカー側としては、新薬や新財形・新投与経路での開発品目がない中小製薬企業が、とりあえず社員を暇させないために”ジェネリック医薬品”に手を出すという事は、多々ありますからね~・・
メジコンの効果・効能としては以下があげられます↓
注意すべき事は、MAO阻害薬(SSRIなどの抗うつ薬)を使用中の患者さんには、禁忌ということです。昨今、うつ病で病院に通院している患者さんって結構いらっしゃいますからね。今は、電子的にメジコンとSSRIの組み合わせは、アラートが鳴るので、薬剤師はもちろん医師側にも間違いを起こすことはないですけれどもね!
Pharmacist Masterはこのメジコンは、時々処方してもらっています。5月の時は、全然聞きませんので、抗アレルギー剤と吸入ステロイドも処方してもらいました。
今年の5月は例年なく、咳が続く風邪にかかりました。クリニックに行き、診察を受けましたが、その時のレスプレン錠のみの処方をしそうだったので、つい言ってしまいました。
「家にあったメジコンを飲んでいますが、なかなか咳が止まりません。抗アレルギー剤と吸入ステロイドも出してください。」
はい、嫌な顔をされますが、そのまま処方してくれます。そして、咳が止まります。
あの5月の咳が続く風邪ってなんなんでしょうね・・
<豆知識>
OTC市販薬で販売されているブロン液の依存症になっている方、まだまだたくさんいらっしゃいますよね。咳止めシロッパーについてはこちら⇒お薬の危険なお話(一般向け)
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調剤薬局で働く薬剤師のブログ 抗不安薬のデパスについて
こんにちは。Pharmacist Masterです。
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前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
本日は、精神科の処方でよく見られますデパスについて記事にしたいと思います。
デパスは、眠剤では伊野ですが、睡眠薬みたいな効果がありますよね。
以前、デートドラッグとして悪用されているフルニトラゼパムについて記事にしました
pharmacistmaster.hatenablog.com
本日は、抗不安薬として使用されているデパス(エチゾラム)について取り上げたいと思います。このブログの管理人である私は、服用したことがない薬剤なので、勉強の意味も込めて記事に致しました。
デパスについては、2016年ごろまでは結構バンバン処方されていましたよね。今考えると結構怖いです。だって、ベンゾジアゼピン系向精神薬ですもの。2016年当時は、向精神薬扱いではなかったのでう、気軽に・バンバン・ドシドシ処方されていたんですよね。
現在(2019年12月時点)エチゾラムとして医薬品販売されているのは・・
1)デパス(先発品)
の2種類です。
効果・効能としては、睡眠剤というよりは、結果的に眠くなる作用がある抗不安薬ですね。筋肉の緊張をほぐす効果がありますので、体全体が楽になる効果があるとおしゃる患者さんはすくなくありません。それゆえ、睡眠剤としては扱われません。デパスは、精神安定剤です。デパス+眠剤を処方されている患者さんをたくさん見ます。
注意しないといけない事は、デパスに依存しやすい条件が揃っているということです。デパス依存になってしまい、抜けられなくなっている依存症者もたくさんおります。
調剤薬局で薬剤師をしていますと、このデパスが長期にわたり処方されている女性を見かけます。30歳~40前後ぐらいの方です。
デパス(エチゾラム)は、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に位置しますので、確実に依存性があります。長期にわたって服用するべきものではないですね。医師も処方する場合は、いつ服用をやめるかを最初に設定して処方するべきです。お金目的のために、バンバン処方してほしくない薬剤の一つです。
デパス(エチゾラム)の特徴
服用後血中の濃度が最大になるのが、大体3時間後ぐらいで、消失半減期はおおむね6時間後です。ベンゾジアゼピン系の薬剤としては、すっと(服用後30分ぐらい)効果がでて、ささっと効果が消える薬剤です。つまり、一日中効果があるわけではないので、一日2~3回は服用することになります。依存しやすいは、短い消失半減期も起因しているでしょうね。
怖っ!
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の作用メカニズムをまとめておきます。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の作用メカニズム
簡単に説明いたしますと・・・以下の2点です。抑えておいてください。国立の薬学部の大学院の入試問題に出題されている傾向があります。
★ベンゾジアゼピン系作用薬のポイント★
1)脳内で神経伝達につながるベンゾジアゼピン受容体というものが存在します。この受容体はもう一つの受容体であるGABAの受容体(GABAA受容体)と複合体を形成しています。
2)ベンゾジアゼピン系受容体に結合する物質(ベンゾジアゼピン系睡眠薬など)がベンゾジアゼピン受容体に結合して受容体が刺激されると、(GABAに関係する神経伝達が亢進して)脳の興奮が抑えられ眠気などがあらわれる。
ベンゾジアゼピン系受容体に結合して、GABAに起因する神経伝達経路が進み、脳の興奮が抑えられるというメカニズムです。この結合力の強さや関連する受容体の選択性などから、軽い睡眠薬~中程度の睡眠薬~強力な睡眠薬と分類されるのですね。
★ベンゾジアゼピン系と飲み合わせ注意★
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調剤薬局で働く薬剤師のブログ 赤ちゃんにアンヒバ坐薬とナウゼリン坐薬
こんにちは。Pharmacist Masterです。
本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。
前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
薬剤師の転職に関する記事はこちら↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
薬剤師の転職に関しては、
こちらのサイトでまとめてあります⇒薬剤師転職サイトおすすめ
さて本日は、坐剤についてのお話です。
私の勤めている調剤薬局では、小児科の処方箋も良く目に致します。
赤ちゃんを抱っこしてきてくださるママさんが持ってくる処方箋に、アンヒバ坐薬とナウゼリン坐薬の名前が併記していることがあります。どちらも坐薬です。
この坐薬ですが、剤形の性質上、使用する順番があります。今回はその順番について書いてみたいと思います。
2つの坐薬を使用する順番
ナウゼリン坐剤とアンヒバ坐剤が良く処方されますよね。
ナウゼリン坐剤は、吐き気止めに、アンヒバ坐剤は解熱目的で使用します。
この二つの坐剤ですが、どちらを先に使用して、どちらを後に使用した方が良いのか??
特に医師も何も言わない場合が多いのですが、2つ同時に処方されている場合、
1)ナウゼリン坐剤
2)アンヒバ坐剤
1)→2)の順番でご使用ください。
この順番を逆にすると、ナウゼリン坐剤の効果が十分に発揮できない場合が起こりえます。
ナウゼリン坐剤は水溶性の基剤で製剤されており、一方のアンヒバ坐剤は油脂性の基剤で製剤されています。水と油なんですよね。間違いなく、相性は悪いです。
アンヒバ坐剤を先に使用してしまった場合、赤ちゃんの直腸の中にアンヒバの油性基剤が残っていることがあります。
アンヒバの油性基剤が残ている状態で、次にナウゼリン坐剤を使用した場合は、油性の基剤にナウゼリン成分が吸着されてしまい、ナウゼリンの成分が少なくなり本来の効果を発揮できなくなってしますことがあります。
ですので、(おそらく医師から特別な指示が無いことが多いので)、吐き気止めのナウゼリン坐剤を先に使い、その後30分~60分経過してから、解熱用のアンヒバ坐剤を使用する方が、より効果的に2剤それぞれの効果を発揮できると考えられます。
まあ、万が一逆にしても、あわてないでください。
次に投与する際に、ナウゼリン坐剤→アンヒバ坐剤の順にすればよいことだと思います。
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調剤薬局で働く薬剤師のブログ 不眠解消・睡眠薬のメラトニンとロゼレム
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本日は、眠剤について記事にしたいと思います。睡眠薬ですが、効果の強いものからマイルドなものまで、また効果が弱いものまで多岐にわたりますね。眠ることができないというのは、人間の持つ悩みの一つなのですよね。
以前、デートドラッグとして悪用されているフルニトラゼパムについて記事にしました
pharmacistmaster.hatenablog.com
本日は、このブログの管理人である私も服用したことがある眠剤について記事に致します。
以前ブロチゾラム(レンドルミン)についての記事を書かせていただきました↓
皆さんは、メラトニンってご存知でしょうか?アメリカでは手軽にドラッグストアで購入することができます。3ドル~5ドルぐらいです。日本では、未認可のサプリメントです。
上図のメラトニンは、昨年米国に出張した際に、ターゲットで3ドルぐらいで安売りしていたものを購入いたしました。私は、このメラトニンをほぼ毎日服用しております。
以前、3年間ぐらい駐在員として米国と英国で仕事をしていたことがあり、その時から服用しております。現在、日本からでもネットで購入することはできます。(購入制限はかかってきますけれども・・)
メラトニンの作用メカニズム
メラトニンですが、もともと動物の体内に存在するホルモンです。メラトニンはメラトニン受容体に作用して効果を発揮するのですが、メラトニンに関しては、体内合成量がそのままメラトニンの効果(眠気)につながることがポイントです。メラトニンはアミノ酸であるトリプトファンからステップを得てメラトニンと変換されるのですが、メラトニンが不足気味と感じ、トリプトファンサプリメントを摂取すれば良いか?といえば決してそうではないようです。メラトニンが不足しているのであれば、起床後朝日をしっかり浴びて、夜メラトニンが多く分泌できる状態を心掛けてみてください。だんだん眠くなると思います。
★メラトニンのポイント★
1)体内合成量がそのままメラトニンの効果(眠気)につながる
2)起床後朝日を浴びると夜多く分泌する
メラトニンは日本では未認可ですが、メラトニンと非常によく似た作用を示すロゼレムという医薬品がございます。ロゼレムについても取り上げてみたいと思います。
ロゼレムの服用について
ロゼレム(一般名:ラメルテオン)は、人間の体内に存在する”メラトニン受容体”に作用して効果を発揮する睡眠薬という位置づけになります。ロゼレムは、体内時計のリズムを整えているメラトニンというホルモンに働きかけることで睡眠を促す睡眠薬ですので、強制的な睡眠効果はありません。
メラトニンは人間の体内でその量が昼夜で変動し、夜間に増加して明け方に減少していく体内動態をとります。
この医薬品であるロゼレムは、メラトニンが作用する受容体に作用して、メラトニンのように働き、自然な睡眠を促していくお薬になります。
メラトニンが日本で認可されないのはなぜでしょうか??という疑問がわいてきませんか?ロゼレムはメラトニンのように働くのであれば、メラトニンを服用すればよいことだと思うはの、私だけでしょうか??
この理由は、また別の機会に記事にしたいと思います。
不眠障害を抱えている方は、重度の不眠障害であることが少なくありません。メラトニンやロゼレムを服用した程度で改善されるわけはありませんので、精神科の受診をお勧めいたします。精神科も玉石混合ですので、良い精神科・良くない精神科についても、今後記事にしたいと思います。
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私の個人的な薬剤師転職情報ですが、お役に立てられれば幸いです。
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調剤薬局で働く薬剤師のブログ レグテクト:アルコール依存症の治療薬
こんにちは。Pharmacist Masterです。
さて、依存症について取り上げておりますが、先日処方箋を持ってきてくださった患者さんから、一つ質問を頂きました。アルコール依存症治療補助薬である「レグテクト」についてのご質問でした。良いご質問だと思いましたので、本ブログで取り上げたいと思います。
前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
pharmacistmaster.hatenablog.com
薬剤師の転職のお話↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
患者さんからのご質問
「今飲んでるレグテクトなんだけど、毎回ちょっと(2週間分)ずつしか処方してくれないから、まとめて半年分出してくれないもんかね?あんた先生に言ってもらえないかな??」
という趣旨のご質問でした。
こういった質問を受けるのは、調剤薬局あるあるかもしれません。
調剤薬局で働く薬剤師の一日について、
読んでみてください⇒調剤薬局で働く薬剤師のリアルな日常
患者さんのお気持ちはわかります。日本で行われている依存症における通院治療なんて、何にもしていないですからね・・・残念ながら。通院で依存症がどうこうなるレベルのお話ではないですからね。次の診察までに、お酒を飲まずに病院に来ることができるか?という縛りをかけている意味がほとんどだと思います。そして、レグテクト錠の処方箋を書きます。これが、現実なんですよね。
レグテクトですが、実際は、こちらの患者さんがおしゃるように、2週間分以上処方することは可能なんです。現実は、2週間程度の処方であることがほとんどのようです。その心は、次回の診察までに「お酒を飲まずにきてもらいたいから」なのです。
数か月分処方して数か月後に断酒を継続してこられるほど、依存症は甘くはないという事です。なので、小出しで処方して、断酒を志す兆しが患者さんから現れるまで(自発的に自助会に通うなど)通院してもらうというのが、アルコール依存症の治療スタイルなのです。
さて、レグテクトの細かいお話を致します。薬学部生の方や、精神科の処方箋に縁のない薬剤師の方は、レグテクトの添付文書を見たことはございますでしょうか?
レグテクトの基本情報はこちら⇒レグテクト アルコール依存症 断酒補助剤 | 日本新薬株式会社
レグテクトの添付文書を読んでみてください。黄色い部分↓
レグテクトは24週間までの投与が原則なんですよね。
これってね、レグテクトの治験を実施した際に、24週間までの連続投与のプロトコール(治験実施計画書)だったのです。なので、24週間までのデーターしかないのですよね・・・〔国内臨床試験では、24週間の投与による有効性及び安全性が確認されている〕とありますが、ものは書きようだなと思います。
真実は、24週間までのデーターしかないので、24週間まで投与が原則となっていたという事です。24週間以上連続で投与する際は、各臨床現場での臨床データーの結果、問題ないことが確認されれば、24週間以上の投与もOKとされるでえしょうね。
ただし、レグテクトはあくまで、断酒補助剤ですので、24週間もレグテクトに縋りつく必要はないと思います。それよりも、規則正しい生活をして、適切な回数の自助会参加を通じて、断酒の道を歩まれた方が確実だと思います。調剤薬局で働く薬剤師のブログからでした!
今回は、レグテクトついて記事にさせていただきました。
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