調剤薬局で働く薬剤師のブログ 睡眠薬のブロチゾラム(レンドルミン)を服用

こんにちは。Pharmacist Masterです。

 

本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。

 

本日は、精神科の処方でよく見られます眠剤について記事にしたいと思います。

睡眠薬ですが、効果の強いものからマイルドなものまで多岐にわたります。

 

以前、デートドラッグとして悪用されているフルニトラゼパムについて記事にしました

pharmacistmaster.hatenablog.com

本日は、このブログの管理人である私も服用したことがある眠剤について記事に致します。

私は、それほど多様な眠剤を飲んだことはないのですが、以前ブロチゾラムレンドルミン)を処方していただいたことがございます。

服用した実感としては、寝る直前に服用して、30分後には寝ていたと思います。目を開けたら、朝でした。7時間途中で起きることなく寝られて、寝起きもばっちりですね。

ただし、これは毎日服用するものではないな!と直感しました。

 

調剤薬局で薬剤師をしていますと、このレンドルミンが長期にわたり処方されている女性を見かけます。30歳前後ぐらいの比較的若い方です。

もう年単位で処方されているのではないでしょうか・・・

 

ブロチゾラムレンドルミン)は、ベンゾジアゼピン睡眠薬に位置しますので、確実に依存性があります。長期にわたって服用するべきものではないですね。

 

ここで、ベンゾジアゼピン睡眠薬の作用メカニズムをまとめておきます。

ベンゾジアゼピン睡眠薬の作用メカニズム

簡単に説明いたしますと・・・以下の2点です。抑えておいてください。国立の薬学部の大学院の入試問題に出題されている傾向があります。

 

ベンゾジアゼピン系作用薬のポイント★

1)脳内で神経伝達につながるベンゾジアゼピン受容体というものが存在します。この受容体はもう一つの受容体であるGABAの受容体(GABAA受容体)と複合体を形成しています。


2)ベンゾジアゼピン系受容体に結合する物質(ベンゾジアゼピン睡眠薬など)がベンゾジアゼピン受容体に結合して受容体が刺激されると、(GABAに関係する神経伝達が亢進して)脳の興奮が抑えられ眠気などがあらわれる。

 

ベンゾジアゼピン系受容体に結合して、GABAに起因する神経伝達経路が進み、脳の興奮が抑えられるというメカニズムです。この結合力の強さや関連する受容体の選択性などから、軽い睡眠薬~中程度の睡眠薬~強力な睡眠薬と分類されるのですね。

 

ベンゾジアゼピン系と飲み合わせ注意★

眠剤と併用することをお勧めしないものは、ずばりアルコールです。
以前患者さんが、私に言っておりました。
 
「寝る前に、お酒と一緒に飲むと良く寝られるんですよ~」って・・・
 
精神科医もお酒と飲むなんて悪いに決まっていると思っているので、患者さんはみな「お酒と一緒に眠剤を飲まない」と思いこんでいるのですよね。
 
きっちり、説明することの重要性を再確認できました。
 

 本日の記事は、こちらのお薬の使い方に関するサイトを参考にしております↓

yakuzaishi.icu

 

 反響がありましたダイエットに関する記事はこちらです↓

pharmacistmaster.hatenablog.com

 

本記事が、皆様のお役に立てれば、とてもうれしいです。

次の記事も是非読んでくださいね。

 

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